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NHK『欲望の経済史(後編)』レビュー [Essey]

『NHK BSスペシャル 欲望の経済史(後編)』レビュー

 『欲望の経済史 — ルールが変わる時(前編)』を書いてから、随分と時間が経ってしまいました。

 前回のブログ記事の最後に、
「※ 追って、『欲望の経済史 — ルールが変わる時(後編)』に続きます。」
としていました。

 「(前編)」を書いてから少しして、そろそろ「(後編)」を書こうかと思い、続きの番組を観ようとしたら、なんと観られなくなっていました。

 NHKのWebサイト「NHK BSスペシャル『欲望の経済史 — ルールが変わる時』」のページでも、なぜか現在、番組の動画へのリンクはすべて「エラー」となっています。↓

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2225565/index.html

 NHKの正式なWebサイトで「NHKオンデマンドで配信中」と記述しているのに、動画へのリンクだけ、すべて「エラー」って、なんともおかしな話ですね。

 つまり、「正規に購入して、番組を観たくてもできない」状態になっていて、「後編」を観られなかったので、書けなかったわけです。

 これはあまりにもおかしいので、「なんらかの圧力が掛かっている」とみるのが自然のように思います。

*ここで言う「圧力」とは、「この番組を観て欲しくないと思う人たち」のことです。

※さらにここで言う「番組を観て欲しくない人たち」とは、このブログ記事の「貨幣経済と金融支配体制を考える<1> 〜 <6> 」に登場する人たちのことを指しています。

 逆にこんなことをされると、「なんとかして続きを観なくては」という気になるというものです(笑)

 ということで、いろいろ手を尽くして、やっとこの度「続きを観ることに成功」したので、「後編」レビューのスタートです。

 すでに観終わった方向けの思い切り踏み込んだ内容なので、まだ観ていない方はご注意ください。

*あくまで個人的な「まとめ」ですので、番組内では語られていないこと、番組での解釈とは違う場合があります。

*そして、ここに書いたことが、自分と違うからって反論する必要はありません。
(あなたが私の受け取り方や考えに賛同する必要はありませんし、私もあなたの意見、考えに合わせて意見を変える必要はありません。)
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NHK BSスペシャル『欲望の経済史 — ルールが変わる時(後編)』より

◆経済学の父 アダム・スミス

 経済学の父と言われ、マーケットの“見えざる手”で有名な『国富論』を著したアダム・スミスは、巨万の富を稼いでいた重商主義者たちが「絶えず、戦争を引き起こさせている」状況に気づいていた。

 さらに「市民を戦争に巻き込む」ため、ナショナリズムを巧妙に高揚させていることも。

 当時のイギリスを始めとする帝国列強が、インドなどの「貿易で莫大な富を得られる植民地」を増やそうと競争し、奪い合い、「戦争が避けられない状況」を作り出させていることを。

 あるいは、植民地側に反乱を起こさせ、その「鎮圧」を大義名分に、戦争を始めさせることも。

 アダム・スミスは、「重商主義という名の帝国主義を推し進めることで、市民が支払うことになる莫大なコスト」を見抜いていた。

 アダム・スミスが当時、すでに指摘していたのは「富の収奪」とそれが引き起こす「戦争のサイクル」からの脱却をしなければならないということだった。

 その巨額の「戦費」を賄うため、国は「重商主義者たち」から借金を繰り返し、その返済のために次々に重税が課せられ、毎日、市民たちが「労働」「仕事」という名のもとに朝から晩まで働かされ、搾取し続けられている。

 アダム・スミスは、軍事力を背景に、独占貿易で富を強奪する「東インド会社」のあり方を痛烈に批判した。

 「東インド会社は、国家並みの鈍重さと、私企業並みの強欲さを兼ね備えた最低の組織だ。」by アダム・スミス

◆国の借金

 アメリカは住宅バブルの時、実は「1ドルの経済成長を得るために、3ドルの負債」を増やしていた。

 今、中国は、「1ドルの経済成長を得るために、4ドルの負債」を増やしている。

 報道などで「ほかの国の成長率はせいぜい2%程度なのに、中国の成長率は6%で凄い」と言われるが、この「莫大な借金の上に作られた虚像」であることを知ったら、同じことが言えるだろうか。

◆投機

 「投機」というのは、誰かが得をすれば、その分、誰かが損をする「ゼロサムゲーム」だ。

 実際の株式市場で「投機」をするのは、マネーファンドを請け負う「銀行、大口投資家、ヘッジファンド」である。

 「投機」は本来、多くの人々の関心事ではない。

 しかし、その「投機」が、現実社会にも多大な影響を及ぼすことが大問題となっている。

 そして、株式の「投機」以上に、多大な影響を及ぼすのが「不動産投機」だ。

 なぜなら、不動産は、国民資産のおよそ半分を占めているためだ。

 よって、日本のバブル崩壊、アメリカのリーマン・ショックのように、実体経済が崩壊し、壊滅的なダメージになってしまう。

 ごく一部の人が「投機」をしているせいで、多くの「投機とは無縁」な一般市民が巻き込まれている。

 それが今の「金融資本主義」の実態である。

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 ↑「後編」を観て、なんとアダム・スミスが当時すでに「重商主義者たち=ユダヤ人による“国際金融支配体制”」を見抜いていたことを初めて知りました。

 学校の授業等で散々聞いた『国富論』の“見えざる手”でしたが、本筋はそこにあったのかと。アダム・スミス、さすがだなと。

 逆に、よく対比される「ケインズ」の思想が「ユダヤ系国際金融マフィア」のベースになっていることも知りました。

 ケインズは、経済に対する「国家の介入」の必要性を主張したのです。

 これは「国が積極的にお金を使うことで、景気を支える」という考え方です。

 しかし、それは「政府の権力」を強くし、すべてをコントロールする「国家主義」とつながる危険思想へと変容されていきました。

 これを感じた「20世紀の“知の巨人”ハイエク」は、ケインズの思想を「隷従への道」と呼び、激しく批判しました。

 国家権力が強まり、政府の権限がとてつもなく大きくなれば、さまざまな規制が強化され、国家による「戦争のための経済活動」計画が推進されていくからです。

 軍事的な目的に合わせて、モノの生産量がコントロールされ、「徴兵」によって、強制的に、労働者が兵士へと変更されるのです。

 このように「ケインズの思想」は、「ユダヤ系国際金融マフィアの代弁者であった」または「(本来の趣旨とは違って)悪用された」と受け取るのが自然と思われます。

◆新自由主義について

 さらに、ミルトン・フリードマンは「マネタリズム」の方法論を生み出し、「新自由主義」を主張しました。

 これは「国家にお金の印刷を任せておけば、常にインフレを引き起こせる」という考え方です。

 しかし実際には、国家ではなく「独立する中央銀行」が「マネーの量を決定」しています。

 なぜなら、主要国の多くが「国で通貨を発行できない」からです。

 もっとも大切な「通貨発行権」を、ユダヤ系国際金融マフィアに奪取され、国家の通貨を「単なる株式会社が発行している」という異常さです。

 もちろん、「日本銀行」も株式会社です。

 「イングランド銀行」も、「アメリカのFRB」も、「各国の中央銀行」はことごとく、ユダヤ金融マフィアが最大株主になっている株式会社です。

※詳細は、このブログ記事の「貨幣経済と金融支配体制を考える<2>」をお読みください。

 『NHK 欲望の経済史』(前編・後編)を通して観て、

「ユダヤ教の特殊性」により、「時間が経過するだけで、莫大な富を生み出す魔術=利子」を活用して、「ユダヤ系国際金融」が「国への高利貸し」を行うための「重商主義」を生み出し、それが「国家主義を強化させ、戦争を引き起こす」ということを、「アダム・スミスは当時すでに看破していた」

ということがよくわかりました。

 自分の中で「何かおかしい」と感じていた「多くの違和感」が、この番組のおかげで、「そうだったのか」と、かなり納得することができました。

 こういう良質な番組が、以前は観られたのに「NHKオンデマンドで配信中」と記述されたまま、現在は「エラー」と表示されて「観られない」という現実の「異常さ」が、真相の正しさを逆に証明しているように思えます。



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NHK『欲望の経済史(前編)』レビュー [Essey]

『NHK BSスペシャル 欲望の経済史(前編)』レビュー

 今頃なのですが、たまたまネットで、この番組の存在を知りました。

 なかなか興味深かったので、番組の「気になった部分を引用」しつつも、自分なりの表現でまとめてみました。

 すでに観終わった方向けの思い切り踏み込んだ内容なので、まだ観ていない方はご注意ください。

*あくまで個人的な「まとめ」ですので、番組内では語られていないこと、番組での解釈とは違う場合があります。

*そして、ここに書いたことが、自分と違うからって反論しないでくださいね(笑)
(人それぞれ受け取り方がありますし、何も「同じ考えでなければいけない」わけではないので)

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NHK BSスペシャル『欲望の経済史 — ルールが変わる時(前編)』より
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2225565/index.html
(なぜか現在、「NHKオンデマンドで配信中」と記述しているのに、番組の動画へのリンクはすべてエラーとなり、正規購入で観たくてもできない状態です。
 これはおかしいですね。なんらかの圧力が掛かっているとみるのが自然のような気がします。)


『今、世界で、格差が拡大し、分断が進む。
 その原因は何か?

 それをもたらしたルールはただ1つ、「利子」という「時間と金銭とを交換する」蛮行である。

 この「時が富を生む魔術=利子」は、一体誰が思いついたのか。

 もともとキリスト教では、「利子を取る」ことは禁止されていた。

 キリスト教だけでなく、仏教、ヒンズー教、イスラム教でも、世界のあらゆる宗教が「利子」を禁止している。

 なぜなら、あらゆる問題を引き起こす「元凶」だからだ。

 ところが、世界でただ1つ、利子を肯定した宗教がある。それがユダヤ教だ。

 ユダヤ教の経典には、

「異邦人には利子をつけて、貸し付けて良い。

 ただし、あなたの兄弟に貸す時には、利子を取ってはならない。(申命記)」

とある。

 世界の宗教の中で、ユダヤ教だけは、仲間と他者を「明らかに選別」し、利子を取ることを肯定した。

 そのため、世界で唯一、ユダヤ人だけが「高利貸し」を行い、職業化していった。

 シェイクスピアの「ベニスの商人」は、「ユダヤ人のシャイロックが商人に金銭を貸し、利子として、腹の肉1ポンドを要求する」というストーリーによって「債務によって、命を落とす」危険性を表現した。

 シェイクスピアは、利子の恐ろしさ、債務は身を滅ぼすこと、債務によって命を落とすこともあることを、こうして警告した。

 こうした「利子への忌諱」をかいくぐったのが、イタリアのメディチ家である。

 フィレンツェのメディチ家は、金融業だけでなく、毛織物やシルクの工房も経営し、貸倒れリスクをヘッジする抜け目なさだった。

 メディチ家の第2代 コジモ・デ・メディチは、ロンドン、ジュネーブなどに支店を開設し、ヨーロッパ全域をネットワークする金融網を築き上げる。

 こうして、世界で初めて「為替レートの違い」を利用し、ロンドンの安いレートで資金を調達し、高いレートのローマで貸し付けるといった方法で、巨万の富を築いていった。

 そのような巨万の富に対して、世間・社会からの不満・怒りが高まると、それらをそらすため、芸術に莫大な資金を投じ始める。

 それは1つの「社会への還元」効果として、フィレンツェを発祥とした、ヨーロッパ全域にわたる文化運動=ルネサンスへと花開いていく。

 16世紀の宗教改革の主導者ジャン・カルヴァンは、「カトリック教は利子を禁じたが、すべては偽善だった。」と主張した。

 カルヴァンは、

「これまでカトリック教徒も、何らかの方法で“利子にあたるもの”を取っていたし、そのような偽善はもう止め、利子を認めるべきだ。」

とした。

 さらに1745年、ローマ教皇ベネディクト14世によって、「時間には価格がある」という考えが示され、それまでのルールが書き換えられた。

 これらを契機に、こうした考えが社会全体に拡がり始め、利子が認められるようになっていった。

 それは重商主義、戦争(戦費の貸し付け)、グローバリズムと国家の関係、株式市場を生み出す起源ともなった。

◆文化人類学者 デヴィッド・グレーバー

「貨幣の真の目的は、“借用書”であり、貨幣を持つことは、国家の債務を負うことと等しい。

 ある日突然、暴力的な回収を受ける可能性があるのが貨幣だ。

 その起源は、犯罪と賠償、戦争と奴隷制、名誉、負債、救済の中に見い出せる。」

 これが実は「経済の本質」である。

 「時間が経過する」だけで、「利子」という「富」を生み出す。

 この「利子」という「禁断の果実」によって「貸し付ける者」に対してだけ、「時間」そのものが「富」を生み出していく。

 永遠に続く「時間」という「富」が、「利子」という「富」を、永遠に生み出し続ける。

 今や、世界でトップ8人の資産が、人類全人口の下位半分(36億人分)と同じになった。』
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 この番組を観て、「なぜ、ユダヤ人が “国際金融支配体制” を築けたのか」がよくわかり(納得でき)ました(笑)

 世界で唯一の例外「ユダヤ教の特殊な教え」があったからこそ、「ユダヤ人」だけが「先行者利益」を独占し、いち早く体制を構築できたのだと。

 貸した瞬間から「単に時間が経過する」だけで、「利子」という「富」を生み出す「禁断のしくみ」を、最大限活用したからこそ、世界を支配する体制まで築けたのだと。

 「時間こそが富」なのだと。

 そういう意味では、ユダヤ人だけではなく、自分たちにとっても「自分が自由に使える時間」こそが、最大の「富」なのでしょうね。

 その貴重な「自分の時間」を切り売りしている場合ではないですね。

 ましてや「時間つぶし(暇つぶし)」なんて、最大の「愚行」ということですね(笑)

 自分たちも「時間=富」を意識して、生活していきたいものです。

 以上で、「前編」のレビューは終わりです。

※ 追って、『欲望の経済史 — ルールが変わる時(後編)』に続きます。


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