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超難解映画「メメント」完全解説 [Movie]

 いったいどうなってるんだという、超難解な映画メメント」の完全解説を試みたものです。

 思い切り踏み込んだ詳細解説なので、まだ観ていない方は、観てからにしていただければと思います。
 それからこれは、あくまで個人的見解なので、自分と違うからって反論しないでくださいね(^^ゞ
 人それぞれの受け取り方があると思うんで、ああ、この人はこういう受け取り方をしたのね、ぐらいな感じでお願いします(^^)

メメント/スペシャル・エディション

メメント/スペシャル・エディション

 ここからは、もう観た方を対象にということで、特にストーリーとかプロット、監督・俳優などについては省略させてもらいますね。

 この超難解映画を整理するには、登場人物ことに、キャラクター設定とストーリーでの役どころから考えていくのが良さそうなので、まずはそこから。

■テディ:ジョン・ギャメル(悪徳警官)
 レナード(サミー)の家に対する押し入り強盗事件を担当した警官。
 レナード(サミー)の話を信じて哀れに思い、2人目の犯人(薬代欲しさの金銭目当てで押し入ったヤク中)に復讐するのを認め、探し出すのを手伝い、復讐を見届け、そのまま黙認する。
 レナードが復讐を果たした時に、レナードの嬉しそうなポラロイド写真を撮ってやる。

 その後、ジミーの麻薬密売事件の担当になり、捜査をしていく中で、レナードを利用して、ジミーの麻薬売買代金20万ドルを横取りしようと思いつく。

 それ以降は、本名を隠し、テディと名乗り、レナードにもテディと呼ばせる。
 モーテルに泊まらせ、電話嫌いのレナードに電話をかけ続け、電話に出なくなるとドアの下に封筒を入れて答えさせ、麻薬密売人ジョン・Gの話を吹き込み、復讐すべき相手と思わせる。
 首尾よく、レナードにジミーを片付けさせ、レナードを騙したままジミーの20万ドルを手に入れようという時に、逆にレナードに射殺されてしまう。

■ジミー(麻薬密売人)
 郊外のモーテル「ディスカウント・イン」で、麻薬の取引を行っている。
 フロント係のバートと顔見知りで、短時間記憶喪失のレナードの噂話などもしていた。

 テディが周辺をかぎまわっていることは知っている。(もしかすると、口止め料を渡していたかもしれない。)

 テディに騙され、呼び出された廃屋に行くと、なぜか、レナードがいて、テディにはめられたと気づいた時にはすでに遅く、レナードに絞め殺される。

■ナタリー(ジミーの女)
 普段は、FERDY'S BARで働くバーテンダをしているジミーの女。
 店のコースタを使った麻薬密売の連絡係として、ジミーの手伝いをしていた。

 ジミーの車(超高級車ジャガー)で、ジミーの高級スーツを着て現れたレナードに話しかけ、ジミーではないことに驚く。
 店の中での会話によって、ジミーから「ディスカウントにおかしいのがいる」と噂話をされていた男であり、テディ(刑事)が「自分が何をしたかもわからない男」と言っていたのが、この男ということを知る。

 店の常連客と、本当にそんな短期記憶障害みたいなことがあるのかと、酒代を賭けることになっていて、さっそく「つば入りビール」で試してみる。

 ドッドに、ジミーの20万ドルを横取りしたのが自分ではないかと勘違いされ、居場所を探され、狙われていることを知り、レナードを利用して、ドッドを遠ざけようと思いつく。

 レナードがドッドを殴り、縛り上げたポラロイドを見て、うまくいったことを知り、レナードにやさしくする。

 レナードがタトゥーとして入れているナンバープレートを車検局の知り合いに問い合わせてみたら、車の持ち主がジョン・ギャメルとなっていることを知り、店でよく見かけていた男だと気づく。

 ジミーがテディに会いに行ったまま行方不明になったことから、おそらく、ジョン・ギャメルがジミーをはめたと考える。

 ジミーの女だったナタリーは、レナードにナンバープレートの持ち主を教える際に、復讐相手の「ジョン・G」だと思わせるように話し、車検証と免許証のコピー、居所も知らせ、殺させようと仕向ける。

■ドッド(ジミーの相棒)
 ジミーから20万ドルの分け前をもらっていなかったことから、ナタリーが金を持っているのではないかと考え、ナタリーを探し始める。
 ナタリーに騙されてドッドのところにやって来た「ジミーの車に乗ったレナード」を見つけ、殺そうとするが逃げられる。

 自分のモーテルに戻ってくると、先回りしていたレナードに酒ビンで頭を殴られ、縛り上げられる。
 銃を突きつけられたまま、街の外れまで行かされ、2度と街に戻るな、街に戻ってきたら殺すと脅される。

■エレン(サミーの妻)
 本当のサミーは独身だったので、レナードの妻であり、エレンがサミーの話として、レナードに話すことは、実はレナード自身に妻から語りかけられたことなのだろう...。

■レナード(サミー)
 保険会社調査員。
 夜中、押し入り強盗に妻はレイプされ、犯人の1人を撃ったものの、2人組のもう1人の犯人に頭を殴られ、心理的ショックと脳へのダメージで、記憶障害になる。

 しかし、事件後の記憶も断片的にはフラッシュバックしてくる。
 実は、脳の機能としては、記憶できないわけではなく、心の病として、記憶することを自ら拒否しているらしいことがわかってくる。

 左手の甲という、もっとも目の行くところに「Remember Sammy Jenkins」というタトゥーを入れている。
 しかし本当のサミーはただの保険金詐欺師で、レナードがをそれを見破ったことがあっただけだった。

 自分自身が、妻をインシュリン注射で殺してしまったという現実から逃避するために、レナードの中では、妻は強盗犯に殺されたことに置き換える。

 インシュリンを重複注射して妻を殺す、という行為については、それをしたのはサミーだということに、自分の中で置き換える。

 つまり、妻の死は強盗犯、インシュリンの誤注射は、サミーと置き換えることで、自分が犯した罪から逃れようとする。

 少しの記憶さえ次々に消したいほどつらい出来事であり、自己防衛本能の発動であり、心の病(狂気)を発症したのだろう...。

<コールガールを呼んでの遺品焼き>

 妻の遺品を焼くことで、遺品と一緒に、時々断片的にフラッシュバックする妻の記憶さえも消滅しようと何度も試みるが消しきれない。

 その度に、妻の遺品を買ってきて、コールガールを呼び、トイレのドアの音で起きるようにし向け、妻の遺品であることにし、それを焼く(炎とともに消失して欲しい)という儀式を繰り返す。

 自己防衛本能にもどづく脳の働きから、つらい記憶をすべて消し去り、メモだけを「真実」として行動をしていくようになっていく。

 サミーという名の男は、自分が初めて保険の調査を担当した独身男の名だが、それと過去の自分が人格が結合し、もうひとつの人格「サミー・ジェンキンズ」を作り出す。

 少しずつ倒錯傾向が強くなりだしたレナードは、自分の体を傷つけるタトゥーの数を増やし、痛みによって、自分の生を確かめるかのように傾斜していく。

 それまでは、テディ、そしてナタリーに、復讐すべき相手を吹き込まれ、それをあたかも自分自身で探し出したように倒錯しながら、復讐を続けていく。

 もはや、復讐する相手を探し、それを殺すことしか、生きる目的を失ったレナードは、ついに自ら、次のターゲット(テディ)を作り出すようになる。
 復讐相手の自己創作を始めたレナードに、もう、テディは必要なかった...。

■ラストシーン
 テディからレナードへの残酷な真実の通告。

・1年前に、レナードの復讐は完了していた。しかし、それさえも忘れてしまい、一度殺した復讐相手をまた探し始めた。

・レナードは、自分の行為のサミーへの転化を忘れないように、誰かれ構わずサミーの話をし、その内容も、どんどん変化していった。

・本当は、レナードの妻がサミーの妻であり、糖尿病で、レナードの症状を疑っていた。

・レナードの妻はレイプ事件の時には命は助かった。その後、すぐに忘れるレナードに、連続してインシュリンを注射され、死んでしまう。

・犯人を見つけ、レナードに教え、お膳立てをすべて整えたのは悪徳ではあっても「刑事」のテディであって、レナードは探偵ごっごをしてみたが結局、真犯人も何も見つけられないまま、テディのお膳立てのとおりに復讐しただけだった。

<警察資料の間引き>

 レナードは、事件のこと、自分が妻を殺してしまったこと、それらの証拠を消さなければ生きていけない状態になっていたため、自ら明確な記述部分を消滅させた。
 そして、もう犯人への復讐は終わったのに、それも忘れ、また新たな犯人捜しを始める。

 警察の記録、12ページがなくなれば、また謎が生まれ、犯人捜しが可能になり、その犯人への復讐だけを目的として、また生きていけるからだ。

<ラストシーンの補足>

 このテディの残酷な真実を聞いているうちに、消し去っていたはずの記憶が戻りそうになり、自己防御反応的に、テディを殺そうとする意識が芽生える。

 テディの過酷な通告を消さなければならないレナードは、テディの話はすべて嘘だということにして、ポラロイドに書き込み、テディの話を裏付ける証拠写真、2枚のポラロイド(自分が写ってるのとジミーを殺したあとの写真)を焼く。

 テディにさせられた2件の殺人も忘れることにして、また新たなジョン・G探しを始めることにする。

 その真犯人をテディ(ジョン・ギャメル)にするという、ついに、復讐相手の自己創作を始める。

 映画のラストカット「Emma's Tatoo」も、途中の「新たな犯人、ジョン・キャメル」が乗る車のナンバープレートをタトゥーに入れているシーンにつながる。

 追いかけて店に入ってきたテディは、なんとか、車ごと20万ドルを奪おうと、レナードに対して、「車を後ろに回しておくからキーを貸せ」とか、「デカが探しているから、服も身分証も「車」も変えよう」と言う。

 しかし、すでに「テディの嘘を信じるな」と書いていたレナードは、その話を無視し、裏口から逃げる。

 その時に、ジミーの服のポケットにあったFERDY'S BARのコースター、ナタリーのメモを見て、店に行ってみることにし、ナタリーが「ジミーが来た」と間違えるところにつながる。

<映画のラストから伝わってくること>

 自分の内なる世界と、自分の外側に存在する世界。

 内なる世界は、妄想と不確かで断片的な記憶とで倒錯していく。外側の世界には、復讐すべき敵がいくらでもいる...。

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moni

先ほど、この映画を見て「わ、わからない・・」と頭をかかえていた者です。こちらの解説でスッキリ解決しました。どうもありがとうございます。素晴らしくわかり易かったです。すごいですね。ここまで映画を分析。。というか観る力があって。羨ましいです!ではでは
by moni (2007-12-20 13:03) 

Virai

いえいえ、とんでもないです。自分の整理のために書いたようなところもありまして。少しでもお役に立てたのでしたら、とってもうれしいです。書いた甲斐がありました!どうもありがとうございます。
by Virai (2008-01-28 15:51) 

makkkom

はじめまして。
「メメント」がどうしてもわからなーい、とこちらのサイトを参考にさせて頂きました。
え!そうだったの?と驚きの連続です。
はてなのブログにこちらのサイトを紹介させて頂きました。事後報告ですがありがとうございました。
それでも何か釈然としないので、今から5回目観ます。
がんばります!

by makkkom (2009-09-08 11:49) 

Virai

どもです。参考になりましたら幸いです。
自分自身、どこまで正解なのかは(監督なり、脚本家なりに聞いてみないと)わかりませんが、いろいろ考えてみるのも映画の楽しみですよね。
はてなへの紹介など、わざわざどうもありがとうございます。
by Virai (2009-09-21 03:22) 

秋

解説ありがとうございます!
DVDみたら時間通りの再生バージョンがあって見て、
こちらで確認できてよかったです(笑)

レナードは症状をうまく利用されててかわいそうだと思ったのに、
最後のネタばれシーンでショックを受けてしまいました。

後味はあんまり良くなかったのが残念です!

しかし、うまく出来た映画でしたね~。
by 秋 (2010-01-31 18:55) 

Virai

コメントありがとうございます!
ですね~この映画は、はじめは「記憶障害というハンデを背負ったかわいそうな主人公」と思って観ていたら、実は加害者:殺人者だったという。
でも、その行動の元になっているのが「人間誰もが持つ自己防衛本能」という点が、「深い!」ってとこでしょうか。
ホント、すばらしい完成度の脚本&演出の映画だと思います!
by Virai (2010-02-06 19:48) 

midotan

10年前にこの映画を見た当時大学生だった息子が「この映画すごい!」と絶賛しておりました。
ちなみに息子は専攻が映画学科だったんですけどね。

先日BSで放送されていたので録画して見てみたのですが・・・・
1回ではわかりにくかったです、で、こちらのブログを見せて頂きました。なるほど凄く参考になりました。
だけど自分の中ではまだよく分かってないです。
録画してるので再度分析しながら見てみようと想います。
by midotan (2011-02-11 18:52) 

Virai

映画学科専攻の息子さんですか、確かに、絶賛したくなる映画ですよね。
ここまで完成度の高い、よくできた映画じゃなかったら、ここまで深入りしたブログ記事は書かなかったのかもしれません(笑)
少しでも参考になりましたら、とてもうれしいです。
ほかにも、まだまだ、いろいろありそうな映画ですよね。
コメントありがとうございました!
by Virai (2011-02-17 13:23) 

しんぺ

 こんばんは、疑問が多かったので、ここにたどり着きました。すっきりしました。
 途中でレナードがナタリーに「記憶なんて曖昧だ、自分のいいように記憶してるだけだ、記録が全てだ」って言ってましたが、記憶障害が残る前の自分の記憶と記録を信じていたレナードも視聴者である自分も見事に騙されていたのですね。
 ラストシーンの奥さんとベットにいるシーンでレナードにタトゥーがあったのも、記憶改変を示唆しているのが、このサイトのお陰で分ったような気がしました。
by しんぺ (2011-04-06 22:20) 

Virai

 コメントありがとうございます。
 まさしくですね、会話のあちこちにも、タトゥーにも、いろんな伏線が張り巡らされている映画ですね。
 いろいろな謎や謎めいたことが、映画の進行とともに、実は自己防衛本能としての「記憶や記録の改変」であったことがわかってくるというあたりが引き込まれます。
 少しでもお役に立ちましたらうれしいです。
by Virai (2011-08-29 10:02) 

Anya Baugh

高校3年(12年)でアメリカの高校に通っていいる者です。心理学の授業でこの映画をみて、レポートを書かなければならなくって、で、この記事読んだら全ての話が理解できました!本当に助かりました。ありがとうございます。
救われた〜〜〜。
by Anya Baugh (2013-04-08 10:37) 

Virai

 コメントありがとうございます。
 少しでもお役に立てたようで良かったです。
 そう言っていただけるとうれしいです。
 アメリカの高校では、この映画を心理学の授業で観せて、レポート提出なんですね。
 確かに「超難解」で、心理的倒錯で、授業教材にしたくなりそうな映画ですね(笑)
 レポート作成&提出、がんばってください!
by Virai (2013-04-08 15:09) 

メメンコ

なんかスッキリしないまま終わっていたので、このサイトをみてスッキリすることができました。
更に細かなとこまでスッキリするため、もう一度見ます^ ^
わかりやすい解説ありがとうございます。
by メメンコ (2014-04-15 00:30) 

Virai

 コメントありがとうございます。
 スッキリしていただけて良かったです。
 こちらこそ、お読みいただき、ありがとうございました。
 「お名前」がいいですね(笑)
by Virai (2014-04-15 14:55) 

ジョン

先日観まして、ほとんど同じ見解でした。
けれど、遺品は買ってきたものじゃなくて本物じゃないですか?
by ジョン (2014-06-05 12:16) 

kei

ジミーが死に際に、「サミー...」とつぶやいたのはなぜでしょう。
そこだけが理解できないんですよね。
by kei (2014-10-30 17:47) 

なっち

面白い映画でしたね。
こちらの解説も素晴らしくふむふむと思いながら読ませて頂きました
ただ気になる箇所が

レナードは心的ショックから記憶を無くしたのではなく、強盗事件の時に受けた外傷で前方性健忘症になったのです。だから妻にインスリンを重複投与して殺してしまったという流れです。

真犯人を殺して復讐を終えた後、生きる目的を失くし、そして妻への罪の意識で苦しむレナード。
その苦しみから逃れるにはまた復讐を続けるしかなかったのです。
つまりレナードの健忘症を、利益のために利用したテディやナタリー達と同様、レナードもまた自分の利益のために健忘症を利用していたのです
ここで心理的健忘症が絡んでくるのです
by なっち (2015-05-08 23:09) 

Virai

ジョン さんへ

 コメントありがとうございます。

 数分前の記憶さえ残らないこの男が、ナタリーにせっかくもらった「調査資料」と「部屋の鍵」を、レストランの机においたまま、店を出て行こうとする男が、大昔の遺品を、今までずっと、どこにも忘れることなく、持ち続けてきたとは思えませんでした。

 この「遺品焼き」のシーン(ブラジャー、ぬいぐるみ、本、時計を焼く)では、はっきりとセリフで「きっと前にも、君のものを山ほど焼いた。それなのに忘れられない。」と言っていますね。

 つまり、「(もうつらいから、君のことを忘れようと)何度も「思い出の品」を繰り返し焼いたのに、ちっとも記憶が消えてくれない。」という意味でしょうね。

 この短い、なんのことかまったくわからないシーンについては(笑)、さすがに(鑑賞者に推測しろという方が無理だよねという感じで)はっきりとセリフで表現されていますので、コールガールとセットで、毎回用意している、と解釈する方が自然でしょうね。

 この初対面のコールガールに対しても、慣れた手つきで、紙袋から各品物をベッド広げながら、「これを、ベットに広げてくれ、自然な感じになるように。そして自分が寝ついたら、バタンとドアを閉めて、俺を起こしてくれ」と、これまでも、何度も、たくさんのコールガールに、同じように頼んできた、という感じのシーンになっていますね。
by Virai (2017-05-21 20:22) 

Virai

kei さんへ

 コメントありがとうございます。

 ジミーは、麻薬取引の場所として使っていたモーテルに、レナードが滞在していて、モーテルのフロントと、レナード(サミー)の噂話をし、顔も知っていたから、廃屋で会った瞬間に「なんで、おまえがここにいる?」と言いますね。

 そして、ジミーを殺したあとの、テディからの「残酷な真実」を告げられるシーンで、レナードが「なぜ、ジミーが「サミー」の名を知っているんだ?」と聞くと、「君は、会う人誰にでも、“サミーを知っているか”と話していたじゃないか」と。

 ですので、ジミーが死に際に「サミー」と言ったのは不自然ではないことが示され、そのあとの「テディからの残酷な真実」用に、用意された「伏線のシーンであった」ということなのでしょうね。
by Virai (2017-05-21 21:21) 

Virai

なっち さんへ

 サミー(つまりはレナード)が、なぜ「保険金を支払ってもらえなかったのか」という説明の中で、明確にセリフで「保険会社が何度テストしても、脳の反射神経の障害ではなく、心理的な要因と判断されたので、保険が適用されなかった」と表現されていますね。

 「強盗事件の時に受けた外傷が原因」と証明できれば「保険金がおりる」のに、そうではないから、保険がもらえず、借金まみれになっていくと。
 糖尿病の治療費もかかるし、収入もなく、絶望的な借金額に。

 つまり、「頭を殴られた衝撃」か「心理的ショック」か、という「どっちか」ではなく、「両方のダメージ」が相まって、このような不可思議な記憶障害になっている、と解釈する方が自然でしょうね。
by Virai (2017-05-21 21:23) 

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